「無理しなくていいよ」
「働かなくていいよ」

と夫は言うけれど……、

「本当は我慢しているんじゃないか」
「本心じゃないかも…」と勘ぐってしまう。

夫の優しさに申し訳なさや罪悪感を抱いてしまうことはありませんか?

なぜ夫の優しさを素直に受け取れないのか?

それはあなた自身が、かつて自分の本音を押し殺してきたからこそ、他人の言葉も素直に受け取れなくなっているのかもしれません。

  • 「本音を言ったら我儘だと思われる」
  • 「相手を傷つけるかもしれない」
  • 「嫌われるかもしれない」

そうやって嘘をついた経験から、相手もそうやって本心を隠していると思い込んでしまうことがあります。

ですが、人の気持ちは必ずしも“自分と同じ”ではありません。

あなたが「働かなければ申し訳ない」と思っていても、相手は本当に「家を守ってくれるだけでありがたい」と思っていることもあります。

「皆働きたくないと思っている」という思い込み

私自身、正直に言うと、ずっと本気で「働きたくない」と思ってきました。

働きたくない気持ちが強すぎて、長く働くことがなかなかできず、6回ほど転職をしながら様々な業種を経験しました。

結果、どの仕事に就いても「働きたい」という感情になりませんでした。

そのため、世の中全ての人が働きたくないと思いながら働いていると勝手に思い込んでいたのです。

当時、私の周りには「仕事大好き!」という人がいなかったし、ダラダラしながら見るSNSでは仕事の不満や愚痴で溢れかえっていて、夫も本当は嫌々働いているに違いないと決めつけていました。

でも、実際はそうではありませんよね。

世の中には生き生きと働いている人がいっぱいいます。仕事が楽しくてキャリアを追うことが人生の目標という人もいます。

そして私の夫は「働きたくないな〜」と言いつつも、その言葉の意味は「今日はちょっと面倒くさいな」「そろそろ有給取ろうかな」くらいの温度感だったようです。

まるで学生の頃に経験しがちな「全然テスト勉強してなくて~」と言いながら、最低限は勉強してるから平均点以上は取る友人みたいな。(「私はガチで勉強してないが?」と何度思ったことか……!)

私の「働きたくないな~」は「仕事辞めたい」という意味しかなかったので、夫の「働きたくないな~」という言葉に申し訳なさを勝手に感じていたのです。

だからこそ、表面的な言葉だけをとらえて「気持ちをわかっているつもりになる」のは危険なのです。

相手の言葉を素直に受け取らない(受け取れない)のは、あなたの思い込みによって作り出した感情を「本当はそう思ってるんでしょう?」と相手に押し付けているのです。

あなたの感情も相手の感情も、すべてを知ることはできません。

自分のことを全て理解して欲しいと願っていたとして、実際に「あなたのこと全て理解しているよ」と言われても「そんなわけあるか!」と思いませんか?

親でさえ、子供でさえ、すべての感情を把握することはできないのです。

夫婦のことは、当事者にしかわからない

「旦那さんがかわいそう」
「あなたばかり楽してズルい」

そんな声が外から聞こえてくることもあるかもしれません。

そのような声を投げかけてくる人は、自分自身が“働きたくないけど働いている”からそう思うのかもしれません。

つまり、「自分がそうだったら辛い」「自分は我慢しているのに」という気持ちの裏返しです。だから、その人にとっては“かわいそう”に見えてしまう。

でも、夫婦のことは夫婦にしか分からないのです。

外から見えるのは、ほんの一部だけ。

そして、誰かの気持ちを勝手に代弁して「きっとこう思ってるはず」と決めつけることは、傲慢な行為です。

もちろん夫に対しても同じです。

たとえ夫の言葉が本心でも嘘だとしても、優しさに変わりはないと思いませんか?その気持ちを素直に受け入れ、日々感謝しながら楽しく過ごすことが、夫に返せる優しさだと私は思うのです。

(仮に嘘だとして、恩着せがましかったり察してもらおうとする行為はまた別の問題であり、あなたの問題ではありませんからね!)

SNSの知らない人の声は無視して、目の前のパートナーときちんと向き合ってくださいね。