「お小遣い制はもう古い?」夫婦で“お金の自由”を失わない方法
夫婦のどちらかが家計を管理し、もう一方は“お小遣い”として限られた金額を渡される…というスタイルは、今でも多くの家庭で採用されているようです。
けれど私は、この仕組みにどこか違和感を抱いていました。
「自分で稼いだお金を、なぜ自由に使えないのだろう?」
「大人同士のパートナーなのに、どうして“管理される・する”関係になるのだろう?」
独身時代には自由に使えていたお金が、結婚を機に“管理されるもの”に変わってしまう。これは、ある意味で結婚のデメリットとも言えるのではないでしょうか。
しかも、管理する側にもプレッシャーがある。
家計をすべて任されることで「お金のことで文句を言われたらどうしよう」という不安や、「相手の使い方をチェックしなければいけない」という負担も増えてしまいます。
お金に限らず、パートナーを“管理する”という関係性は、対等であるはずの夫婦において健全とは言いがたいのではないかと。
そう感じた私は、「お小遣い制にしない」選択をしました。
生活費はどうする?
もちろん結婚生活を送る上で避けられないのが、家賃・食費・光熱費といった「生活費」。また、将来的に子どもを考えるのであれば教育費も必要で、マイホーム、家族の車など、大きな出費に備える必要もでてきます。
こうした“共有の支出”はふたりで出し合うべきものだと考えます。
そこで我が家では、「お小遣い制」ではなく、給料の何割かを家に入れる仕組みを採用しました。
ルールは簡単で下記3つ。
- 給料の○割を家に入れ、残りは完全に自由に使えるお金に
- どちらが多く稼いでいるかは関係なし。「同じ割合」で出すことが原則
- 生活費+将来の貯金目標を含めた「必要額」から割合を逆算して決める
お小遣い制の場合、残業することになってもお小遣いの金額は変わらないという形が多いと思います。
しかし、この方法では働いたぶんだけ自由に使えるお金が増えます。「頑張って働いた分、自分のためにお金を使うことができる」という感覚が、お互いのモチベーションにも繋がるのです。
どうやって割合を決める?「ふたりの未来」から逆算する
では、給料の何割を家に入れるか?
それは単純に「生活費がこれくらいかかるから」だけではありません。
- 毎月の生活費はいくら必要か
- 1年でいくら貯金したいか
- マイホームや車、子どもなど将来的な投資額はいくらになるか
こうしたふたりの未来像を共有し、そのために必要なお金を明確化しました。
たとえば、「生活費に月20万円、貯金に月5万円必要」なら、合計25万円。それをふたりの給料の○割でまかなえるよう計算します。
このように「なんのために払うのか」が明確なので、お互いに納得しやすく不満も出にくいのです。
“自由に使えるお金”だからこその楽しさ
お小遣い制度では、どうしても「制限された中で使うお金」という感覚が強くなってしまいます。けれど我が家の方法では、家に入れたお金以外は“完全に自由”なお金です。
そのおかげで…
- 趣味や推し活に堂々と使える
- お互いにプレゼントを贈り合うこともできる
- デートで「今日は私が奢るよ」なんてやり取りも、夫婦になっても自然にできる
「結婚したら自由がなくなる」ではなく、“信頼し合うことで自由を守れる”という実感があるのです。
よくある夫婦のお金パターンとの比較
| お金の管理方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| お小遣い制度 | 家計が一本化しやすい | どちらかが管理負担を抱えやすい/自由が少ない |
| 食費、家賃など項目ごとに支払い担当を決める | 自由度が高い/責任も明確 | 共通支出や貯金のバランスが難しい/不平等に感じる場合もある |
| 一定割合ルール(我が家) | 自由と責任のバランスがとれる/納得感が高い | 話し合い・計算の手間はある |
一定割合ルールでは、「管理する・される」のではなく、「ふたりで話し合って決める」こと。そして、お互いをひとりの大人として信頼することがポイントです。
もちろん「管理してもらいたい」という人もいると思うし、それぞれの家庭に合った方法を見つけることが一番大切です。
ただ「お小遣い制じゃない選択肢もある」と知ることで、新しい視点を得るヒントになったら嬉しいなと思います。

